ランニングで腰痛を対策する会 » すべり症について

すべり症について

大腿骨頭すべり症も腰椎すべり症と同じようにずれてしまう症状を持ちます。またこちらは思春期に多い疾患ですが、大腿骨の股関節部分にある、骨端線と呼ばれる部分がずれてしまうものです。

また、普通の生活でこのような危険性もある、という程のものではないですが、体質として傾向が強い、ということはあり得ます。

思春期の方でも大部分の方が危険があるというものでもなく、その発症例は大変少ないものです。患部の右左の差はあまりなく、しかし進行するにつれいずれは両方が症状を持つことも多いです。

痛みなどの自覚症状としては股関節の部分がだるさを持ったり、または不安定に痛みが起こることもあります。

痛みがあった場合にはレントゲンで検査を行えば大腿のずれた状態がわかります。そのまま放置すると、股関節の軟骨がすり減ってしまう変形性股関節症になる可能性が高くなります。

股関節のレントゲンですべりの程度を確認した後は、大腿骨頭壊死症の有無などのより詳細をMRIなどで調べます。レントゲンではまた、すべる手前の状態、というケースでは診断として困難になるケースが多いようです。

手術後はすべりが軽度であった場合には合併症なども無いということであれば、良好な状態となります。思春期でも男性にやや多い傾向がありますが、股関節のコリやわずかの痛みでも、あまり大きな病気ではないような感じがあると思う場合が多いようです。

安静にすることでも痛みは柔らぎますが、経過するうちに歩くこともできなくなることがあり、やがては下肢全体にも及びますので、子供だからといって放っておくことは厳禁でしょう。すべりを起こして何も処置をしない場合、壊死などにもつながる可能性があります。

すべり症としても早期発見がより大事になる疾患ですので、かかる確率はかなり低いものではありますが、子供を持つ親子さんにとってこの部位の異常はとても注意しなければなりません。